シンビジウムはたくさんの花を咲かせてくれる、ゴージャスな洋ランです。
日本の気候に適した洋ランなので育てやすく、持ってる人も多いと思います。
でも、育て方に慣れるまで、いろいろと悩むことあるんですよね。
僕もそうです。現在も(๑˃̵ᴗ˂̵)
今回は、シンビジウムの育て方や花が終わった花後にどんな管理をしたらいいのか?
それと、花芽と葉芽の見分け方と植え替えについて紹介します。
シンビジウムの育て方
置き場所
春から秋の成長期は、戸外で管理します。
日当たりと、風通しがいい場所が最適です。
僕は関東に住んでますが、春は早朝と夜間の気温がまだ肌寒いので、
晴れた暖かい日に、昼間だけ戸外に出します。夜間は玄関に取り込んでます。
意外と僕はマメなんですよ♪(´ε` )笑
めんどくさいと思う人は、最低気温が15℃ぐらいになってきたころ、
戸外に出しっぱで大丈夫ですよ^ – ^ 5月の連休ぐらいですかね。
僕は、春の3月下旬から戸外の日差しに当てたほうが、
夏の日差しに耐えられる丈夫な葉になると思ってます。
夏は遮光するように、どの園芸の本にも書いてあると思うんですが、
僕はしてないです。
朝から、昼過ぎまで直射日光の当たる場所で管理しています。
西日は当たらない場所なので、ちょうどいいのかもしれません。
シンビジウムの花付きを良くするのは、日当たりだと僕は考えてるからです。
少し葉焼けするぐらいが、僕はいいと思います。
あまりに葉焼けが激しいと、枯れるので注意してますけど、
しっかりと日に当てたシンビジウムに花が咲かない事はなかったです。
ベストな日当たりを探すことが、
花付きがよくなるポイントではないでしょうか。(゚∀゚)
冬は室内管理が無難です。最低気温が10℃を下回る頃には室内管理にします。
寒さに強いので、温室などは必要ありません。
できるだけ日が当たる場所か、明るいところに置きます。
僕は玄関の明るいところに、冬の間置いています。
水やり
シンビジウムは水を好む洋ランです。
春から秋まではたっぷりとあげます。
特にバークチップで植えてあるものは通気性と水はけがよく、
乾きやすいので、注意します。
水やりのタイミングの基本は植え込み材の表面が乾いたら。
水はけさえ良ければ、毎日水やりしたほうが元気がいい気がします。
水やりのときには、上から葉にもかけてやるとハダニなど付きにくくなります。
冬は乾かし気味に管理します。
この時期は成長しないので、忘れたころに上げる程度。
2週間に1回とか。
植え込み材の表面が乾いて、
数日たってから、のほうがわかりやすいですかね^ – ^笑
肥料
シンビジウムは洋ランには珍しい、肥料食いな植物です。
成長期には置き肥、液肥ともにあげます。
肥料は、新芽が伸びだしたらやり始めます。
そして、7月いっぱいまで肥料をあげたら、8月からは肥料をやめます。
夏以降に肥料を効かせ続けると、花が付きにくくなります。
でも僕は、肥料あげちゃうんですよね笑
あげたくなっちゃって(๑˃̵ᴗ˂̵)
さすがに、置き肥はあげてませんが、液肥をたまに…
夏以降にガッツリ肥料を効かせなければ、それほど花に影響はなさそうです。
一応、毎年咲いてくれるので。
花を咲かせられるバルブになるように、
7月までに成長させるということですね。
新芽かき
春から放っておくと、バルブから2〜3本の新芽が出たりします。
これを全部育ててしまうと、養分が分散してしまい、
バルブを大きく太らせることが難しくなります。
なので、最初に出てきた新芽だけを育てて、後から出てきた新芽はすべて取り除きます。
手で、「えいっ!」とやれば折れます。笑
新芽を根元から取ってあげてください。
1つのバルブに1つの新芽を出させて成長させるので、
新芽の出たバルブの数だけ、花が咲く可能性があるということです。
大株にすればたくさん咲いてくれるかな?(゚∀゚)
シンビジウムの花後の管理は?
花茎切りをしよう!
シンビジウムの花は長い期間、ずっと咲いてくれます。♪(´ε` )
だいたい1ヶ月〜2ヶ月間は痛むことなく咲いています。
これってとてもありがたいことなんですが、
花が枯れるまで咲かすと、シンビジウムが疲れてしまいます。
そして、花が咲かなくなる原因にもなります。
来年も咲かせたいと思ったら、できるだけ早く花茎切りをして、株の栄養を
新芽の成長にまわせるようにします。
僕は30日〜40日ぐらいを目安に花茎切りをしています。
遅くとも最初に開花した花(一番下の花)が枯れてきたら、
切っちゃいます。(๑˃̵ᴗ˂̵)
すごいもったいないと思うんですが、切った花茎は水に挿して飾れば1ヶ月以上は鑑賞できます(゚∀゚)!
香りのある品種は、ちゃんと香るのでうれしい限りです^ – ^
花茎切りのやり方はすごい簡単です。「花茎を元から切る!」 以上。笑
新芽の成長に関わる大事な作業なので、
シンビジウムのためにやっちゃってください^ – ^
植え替えをしよう!
シンビジウムは1年で、すごく根が張ります。
通常の、株にあったサイズの鉢で育ててれば毎年植え替える事になります。
株にあった鉢のサイズとは、バルブと鉢の間が指2〜3本分くらいになる鉢。
順調に成長すると、あけたスペースもなくなり、バルブが鉢の縁まで
来ちゃうと思います。
そこで、花茎切りの次は、植え替えです。
花茎切りをして、外の気温が徐々に上がってくると新芽が出てきます。
植え替えをするタイミングは、新芽が出始めたら。
新芽が15cmを越える前に植え替えを済ませます。
シンビジウムを実際に植え替えてみた!
今回、このシンビジウムを植え替えます。品種名は「ディープ・インパクト」 黄色の花です。
見ての通り、生きてるバルブが1つだけの寂しい株です。
いつの間にか新芽が出ていました(゚∀゚)植え替えるのが好きなので、新芽=口実です。笑^ – ^
鉢から取り出すと、バークチップに植えてあるので、
パラパラパラとこぼれ落ちてこんな感じに。
傷んでいる根っこはなく、健康そうです♪(´ε` )
黒く変色したり、スカスカの根っこは死んでるのでこのときに
切り捨てます。
枯れたバルブが2つあったので、はずしました。
画像の右2つは枯れたバルブです。バルブの外し方は、枯れたバルブを手で
握って、グリグリと揺すってやると、ポキってとれます。
新芽と根っこを傷めないように気をつけてやりました。
けっこう、枯れたバルブにも根っこは残ってるんですね。
バルブが1つしか無いので、できるだけ小さい鉢を用意しました。
プラスチック製の鉢です。
鉢の底には、通気性がいいように割れた素焼き鉢のかけらを入れてみました。
植え替える用土は、洋ラン栽培ではおなじみの「ネオソフロン」。
発酵バークチップです。
現在のシンビジウム栽培では、バークで植えるのが主流です。
植え込む高さを考えたうえで、バークを少し入れて植え付けていきます。
ポイントは、新芽が伸びる方向にスペースを空けておくことです。
もう一つ、シンビジウムは根っこを切って植え替えません。
根っこが長くても、そのまま鉢の中に収めて植え付けます。
通常の植え替えでは、根鉢を崩さないで1回り大きな鉢にいれて
植え付けますが、今回は枯れたバルブを外したのでバークが全部落ちました。
株分けをした時と同じような状態だと思います。
なので、バークを少しずつ入れては、棒で突っついて中までしっかり入れていきます。鉢を軽く叩いたり、
トントンと鉢を地面にあてたりするのもいいと思います。
株がぐらつかないように、突っつきまくって、最後に指で上から押さえつけて
やると、うまくできると思います(゚∀゚)
新芽側に指2本のスペースを確保できました。
植え替え後の管理ですが、
僕の場合ですが、植え替え後には水をタップリあげて、
1週間ぐらいは明るい日陰の風当たりの弱いところに置いています。
その後、通常の日当たりと風通しが良いところで管理します。
以上、植え替えを実際にやってみた。完
花芽と葉芽の見分け方は?
僕もそうでしたが、さいしょは花芽と葉芽の区別がつかないんです。(๑˃̵ᴗ˂̵)
これは花芽です。根元から太くて、尖ってはいるけどふっくらとしています。
次に葉芽を見てみますね。
これが葉芽です。花芽に比べると、ふっくら感はありません。
尖ったタケノコみたいだと思います。
もう1枚、別の角度から見てみます。
さっきと同じ葉芽ですが、横から見ると平たい感じだと思います。
僕もまだまだ、見分けられる自信はないんですけど、すこしでも参考になれば幸いです♪(´ε` )
まとめ
・シンビジウムの花後の管理は、花茎切りと植え替え作業(株分けも)
・来年も花を咲かせるために、できるだけ早く花茎切りをする
・新芽が出てきたら、植え替えの合図
・花芽は太くてふっくら、葉芽は平たいタケノコ状
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!