ブルーデージーは見た目に菊なんですが、やはり外国産ということで、
少々気難しい様子です。大きくなりすぎたり、花がしょぼかったり。
今回はブルーデージーの育て方や植えっぱなしでも大丈夫なのか?
また切り戻しの剪定や木質化についても紹介します。
ブルーデージーの特徴
キク科/フェリシア属(ルリヒナギク)
学名:Felicia 半耐寒性多年草
原産地:熱帯および南アフリカ
ブルーデージーの名前は総称で、
アモエナ(Felicia amoena)とアメロイデス(F. amelloides)の2つが
この名前で呼ばれています。
中心が黄色の青色の花がたくさん咲きます。ブルー以外の白やピンクの花や斑入り葉種もある。
高温多湿を嫌い、寒さにもそれほど強くないため
日本では1年草扱いされています。
フェリシア属はアフリカに約80種あり、フェリシアの名前で流通しているのは、秋まき一年草のヘテロフィラ(F. heterophylla)です。ヘテロフィラは中心も青に近い。
曇りや夜は花弁が外側に巻いてしまうが、日に当たるともとに戻る特徴があります。面白いですね。
育て方
置き場所
日当たりを好みますが、高温多湿を嫌う。
冬越しも凍らないようにするので、
季節ごとに日除けや防寒が必要です。
移動のできる鉢植え栽培がおすすめです。
植えっぱなしや地植えは?
ブルーデージーは地植えにして植えっぱなしで育てることが
できます。しかし1年草扱いされるように、夏越しと冬越しが難しい
種類ではある。
次のポイントに気をつけるとブルーデージーの植えっぱなしの成功率が上がると思います。
なる場所で涼しくなる所が良い。もしくは日よけをします。
特に梅雨時期は蒸れやすくなるので、花後に1/2ほど切り詰める。
高めに土を盛って植え付けたり、腐葉土や赤玉土を庭土に
混ぜるといい。
凍結を防ぐようにする。
ちょうどいい場所がなかなか見つからないかもしれませんが、
いろいろな場所を試してみると、意外なところで栽培できたりするので、根気よく植えっぱなしのブルーデージーに挑戦です!
鉢植えでも同じで
夏は高温多湿をさけて、冬は5℃を目安に
室内などで保護するか屋外では凍らないように簡易ビニールハウスなど
で気をつける。
室内での置き場所も日当たりがいいところにします。
温度と日当たりの条件が良ければ冬でも開花するので、
温室や植物育成ライトなどを利用してみるのも楽しいですよ。
水やり
地植えのブルーデージーは必要ありません。
高温乾燥が極端に続いたようなときには水やりします。
鉢植えは土の表面が乾いたら底から流れ出るまで水やりします。
どちらかといえば乾かし気味の水やりで大丈夫です。
肥料
きれいな花を継続して咲かせるために、
肥料が切れないようにします。
緩効性化成肥料や液体肥料を規定量あげるといい。
春と秋は開花期にあたるので、開花期にあわせてしっかりと肥料を
与えたいですね。
植え替え・植え付け
植え付けは3月~4月が適期。
根が傷つくと枯死する可能性があるので、根腐れしていなければ
根鉢はいじらない。根腐れした場合は回復が難しいので挿し木で株を増やしておくといいですよ。
根鉢を崩さないようにすればいつでもできる。
鉢植えはすぐに根が回るので、毎年植え替えるといい。
春の花が終わって株を切り戻すときに同時に植え替えをするのが
ベストです。8月下旬から9月頃までに植え替えます。
切り戻しと木質化について
ブルーデージーを長い期間育てていると、
根元のほうが木質化してきます。
あまり強く剪定すると枯れてしまうことがあるので、
木質化していない緑色の若い枝の部分を残して剪定すると
いいです。
木質化したところからは新芽がでない。
そして、木質化してきた株は古くなってきているので、
挿し木で新しい株に更新してあげると小さく仕立て直しが
できます。挿し木した新しい株のほうが花付きも良い。
6月ごろが適期。
夏越しを見据えてバッサリ剪定。
挿し木もこの時期なら成功率が高いです。
まとめ
・高温多湿に弱く、寒さも強くない
・風通しと株の更新をかねて剪定する
・木質化した部分は新芽が出ない
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!