ジャイアントセコイア世界一大きな木は火事で発芽?特徴や種まきについても

  • 2023年2月4日
  • 2023年2月4日
  • 樹木

世界で一番大きな木と言われるジャイアントセコイア
現在の地球上では最大の生物。こういうの、僕はワクワクしてしまいます。
今回はジャイアントセコイアの種が入手できたので、種まきを紹介します。
そして種の発芽山火事は関係しているという。興味深いので、特徴も調べていきます。

世界で一番大きな木ジャイアントセコイア

By: Lauren Friedman

ジャイアントセコイア
学名:セコイアデンドロン(Sequoiadendron giganteum)
別名:セコイアオスギ

ヒノキ科セコイアデンドロン属はこの1種のみ。
アメリカ合衆国西海岸にあるシエラネバダ山脈西斜面の高地に自生している。
大型の常緑針葉樹です。1億数千年前に現生したとされる。

ジャイアントセコイアが世界一大きい木なのは、
上にも横にもとにかくデカイことです。
つまり、世界一体積が大きい木というわけですね。

樹高は80メートル以上になり、幹の直径も5メートルを超える。

世界最大のジャイアントセコイアは「シャーマン将軍の木」と呼ばれ、
樹高約83.8m、幹周31.1m、直径11m、樹齢は推定2300年〜2700年。
カリフォルニア州セコイア国立公園で見ることができます。
現存する世界最大の樹木とされています。

 

世界で一番高い木は?

ジャイアントセコイア(セコイアデンドロン)がデカイのはわかりましたが、
世界で一番高い木は別に存在します。

それは、セコイア

うん?同じか?

いや違うんです。

通称レッドウッドと呼ばれる
セコイア属のセコイアなのです。

ジャイアントセコイアはセコイアデンドロン属。
かつてはセコイア属に含まれていましたが
1939年に新属セコイアデンドロン属となりました。

ハイペリオンとは?

http://cele-naru.com/tallest-tree-in-the-world/より引用

セコイア
学名:Sequoia sempervirens
別名:セコイアメスギ、センペルセコイア、レッドウッド

セコイア属はセコイアのみの1属1種で
アメリカ合衆国西海岸の沿岸一帯に自生しています。

セコイアの中で「ハイペリオン」という名前が付けられた木があります。

ハイペリオンは、樹高:115.61m、 直径:4.48m、 樹齢:約600年です。
驚異的な高さです。こんなデカいのが生きているってすごいですね。

アメリカ合衆国カリフォルニア州のレッドウッド国立公園で2006年に発見されましたが、
人が訪れて生態系が破壊されるのを防ぐため、正確な場所は公開されていない。

たぶん空から見たらデカすぎて見えそうですね。ドローンとか。

 

 

ジャイアントセコイアと火事

ジャイアントセコイアの種子は山火事のような火災が起こると、
その熱によって種子を地上へとばら撒くことがわかっています。

そして火事によって焼かれた後の土でしか発芽しない。
山火事の後の土にはミネラル豊富な灰が積もり、
下草や雑木が一掃されているので、太陽光が森の地面まで届くというわけです。

これが太古の昔より何千年と繰り返し、ジャイアントセコイアの森は生きてきました。

なぜ火事に耐えられるのか?

ジャイアントセコイアは樹皮がすごく厚い。
30センチ〜50センチ以上ある。
そのため重要な形成層が燃えることを防いでいる。
また地上に近い枝葉は自ら落として、火災が大きくなることも防いでいます。

ジャイアントセコイアの樹液は油分をほとんど含んでいないので、燃えにくい性質
あることがわかっている。

同時に腐食を防ぐ性質を持つタンニンが多く含まれているので
病害虫に強く、倒木しても何百年も腐らずに原形を保つことができると考えられる。

何千年と生きる生命力を感じてしまいますね。
いつか目の前で見てみたい。

欲を言えばツリークライミングでジャイアントセコイアに登ってみたい野望が。

ジャイアントセコイアの種まき

今回のメインとも言えるジャイアントセコイアの種まきを
してみました。まだ日本ではほとんど種まいてる人少ない。
たぶん。

種をまずはAmazonで購入し、種についてきたお品書きに目を通します。

「耐寒気温-20度、発芽温度15〜30℃。種子を水に浸した状態で3日冷蔵庫保管。
その後、種まき用土に蒔き、軽く覆土、明るい半日陰で発芽を待つ。表土は湿った状態を
保つが水はけに注意。7〜60日程度で発芽。その後、観葉植物用土に移植。」

種には発芽率というのがあり、種は取った後から鮮度が落ちていき発芽しにくくなるようです。
ようは新鮮なうちに蒔きましょうということですね。

そこで僕は思いました。

「早く蒔かなければ!」

ジャイアントセコイアの種を手に入れたのは12月なので発芽温度には程遠いですが、
温室もないため自然任せにすることにしました。

冷蔵庫に保管する目的は、種を休眠から呼び覚ますためだと思われるので、
これから来る冬を逆に体感してもらう作戦です。

春がきたら自然と目覚めるんではないか?
そういう思惑なのですがどうなんでしょう?

ジャイアントセコイアの種をまく

種を拡大してみるとこんな感じで、いつかは80メートル級の
超大型巨木になると思うと楽しみです。

自分が生きている間には見られないので、死ぬ前にその辺の公園に
植えちゃうかもしれません。ナイショです。

 

種まき用土には鹿沼土を使いました。
挿し木とかでも使えるので便利です。

 

粒が大きかったので、このままでは乾燥してしまうと思い
ピートモスがあったので覆土として上からかけました。

 

種まきは12月に行いましたが、このまま凍らないように軒下で冬の間
管理していきます。土が乾燥しないように時々水やりするだけです。
果たして成功するのか?

春を待ってみないとわかりませんが、発芽してくれたらうれしいです。

まとめ

・ジャイアントセコイアの種は山火事の熱で放出される
・世界で一番大きい木はジャイアントセコイア(セコイアデンドロン)
・世界で一番高い木はセコイア(レッドウッド、センペルセコイア)
・ジャイアントセコイアは地球上で最大の生物

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!