カルーナの色が悪いのは枯れそうなのか、不安になります。
きれいに紅葉させたいのにならない時もあったり・・・。
今回は、冬の寄せ植えで人気のカルーナの枯れる原因や、
色が悪い紅葉について調べてみました。
カルーナの育て方や種類についても紹介します(゚∀゚) ♪
カルーナとは?
ツツジ科・ギョリュウモドキ属(カルーナ属)・ブルガリス種
常緑の低木です。
樹高 20〜80cm
学名 Calluna vulgaris (L.) Hull
和名 ギョリュウモドキ
特徴
主に、ヨーロッパからトルコ、北アフリカに生息する植物。
北アメリカにも帰化しています。
大きく分けて、
花を観賞するタイプのものと、葉を観賞するタイプのものが
あります。
見た目は、コニファーのような葉をつけていて似ている。
冬に葉が黄色や、赤色に紅葉するものが多くあります。
常緑なので、紅葉しても葉は落ちなくて、春になると
もとの色に戻るスタイルです。
近縁種にエリカという植物がある。
開花時期
夏咲きと冬咲きがあり、
夏咲き・・・6〜9月
冬咲き・・・12〜3月
花色はピンク・白・紫で、一重咲き、八重咲きもあります。
ひとつひとつの花は小さいので、見栄えはしませんが、
株が大きくなって群生してくると、きれいです♪( ´▽`)
1属1種のカルーナ
流通名としては、学名の「カルーナ・ブルガリス」か、園芸品種名で
呼ばれることが多いと思います。
このカルーナは、1属1種の植物で、
ブルガリス種しか存在していません。
でも、園芸品種は1000種を超えると言われています。
ヨーロッパでは庭園の樹木として昔から植栽されている。
普通は、ひとつの属に数種類の種があるので、
例えるなら、
ツツジ科の植物たちは親戚で、たくさんいるけど、
同じ属の兄弟的な植物は一人もいないということ。
でも、カルーナの子供的な植物(園芸品種)は、
いっぱいいるよ、みたいな。
わかりました?笑^ – ^ 僕的な解釈でした〜。
カルーナの育て方
置き場所・生育環境
冷涼な乾燥した気候を好むので、
日本の高温多湿の環境が苦手。耐暑性がやや弱いといったところ。
逆に、耐寒性はちょー強いです。
マイナス20℃ぐらいまでいけるらしい!
風通しの良い、日当たりで育てます。
真夏は、半日陰〜日陰でなるべく涼しい環境で(゚∀゚)!
ぼくのカルーナは、真夏は半日陰ぐらいの場所で夏越しできました。
夏越しはそれほど難しくない印象です。
水やり
水切れによわいので、
完全に乾燥させないように水やりします。
といっても、土がいつもグチョグチョでは根腐れしてしまうので、
水はけの良い用土を使って、土の表面が乾いたら水やりすればOK!
特に鉢植えは気をつけて下さい。
地植えの場合は、
根付いた後は自然の雨だけで基本的には大丈夫です。
日照り続きで乾燥しているときは、地植えでも水やりしたほうが
いいと思います。
用土
野生のカルーナは、やせた酸性土壌の荒れ地のような
場所で生きています。
なので、酸性の用土を混ぜてあげると成長がよくなります。
・鹿沼土・・・ 強酸性
・ピートモス(ph調整していないもの)・・・強酸性
・赤玉土・・・ 弱酸性
・日向土・・・ 弱酸性
日本の土壌は、基本的には酸性よりなので、
水はけが良くなるように用土を作れば大丈夫です。
地植えの場合は、水はけが良くなるように土壌改良してみると
いいかも。 川砂とか腐葉土やら、適当にぶっこんで混ぜれば、
水はけがよくなります!^ – ^
市販されているブルーベリーの培養土は酸性用土なので、
めんどくさい方はブルーベリーの土を使ってOKです♪(´ε` )
肥料
肥料をあげなくても問題なく生育します。
春と秋の2回、置き肥するぐらいでちょうどいいカルーナ。
または、液肥をまれにあげてみたりするだけ。
そのへんは適当です。(๑˃̵ᴗ˂̵)w
植え替え
植え替えと植え付けなど、根っこをいじる作業は、
春の3月〜4月、 秋の10月〜11月 が適しています。
暑さが苦手なので、暑い時期は避けたほうが無難だと思われます。
根っこをいじらず、そのまま大きな鉢に植え替える、
鉢増しと言われる作業はいつでも大丈夫です。
夏に乾燥しやすい場合などは、鉢増しすれば土がふえた分、
乾燥しにくくなりますよ。
挿し木で増やす
枝の先っちょ、3〜5cmぐらいを剪定して十分に水を吸わせてから、
赤玉土や鹿沼土などの用土に挿し木します。
直射日光の当たらない、明るい日陰に置いて発根するまで待ちます。
その間は、挿し木した土が乾燥しないように注意します。
挿し木は、数撃ちゃ当たるんです(゚∀゚)
ということで、剪定などした時には挿しまくって下さいw^ ^
剪定・刈り込み
葉が茂ってくると、風通しが悪くなり、株の中まで日も当たらなくなるので、
枝枯れや下のほうが落葉したりします。
なので葉が込み合ってきたり、デカくなりすぎたら、
樹高の半分ぐらいまでガッツリ剪定します。剪定というよりは刈り込みです。
丸く刈り込んだらカワイイかも♪(´ε` )
花を観賞するタイプは花後か花が終わりかけたら、
剪定する。次の年も花を楽しむためです。
そんなの関係ねぇと思った人は、真夏や真冬以外なら、
好きなときに剪定してください^ – ^
カルーナの種類
ガーデン・ガールズ
Calluna vulgaris ‘Garden Girls’
ちっこい花が群がるタイプ。白、紫、桃色などがある。
アルバ・プレナ
Calluna vulgaris ‘Alba Plena’
白〜クリーム色の小さいながら、八重咲きの品種。
見栄えのする花が咲きます。
ウィンター・チョコレート
Calluna vulgaris ‘Winter Chocolate’
春から秋はきれいなグリーンで、冬に真っ赤に紅葉します。
僕はこいつを育てています。冬の寄せ植えで、かなりおすすめ。
どのへんが、ウィンター・チョコレートなのか、
未だわかりません。笑^ ^
その他に、
・ゴールドヘイズ
・ウィックワーフレーム
・メラニー
・キンロウチェル
・サージョンキャリングトン
・サンライズ
・ロックターレット
・カースティン
などなど、ありました。
カルーナが枯れる!枯れた?原因は?
カルーナが枯れる原因として一番多いのは、
水切れだと思います。
カルーナが水切れした場合、葉の色が悪くなったり、茶色くなったり、
枝も枯れてきます。
枝が枯れているか判断する方法は、
枝を手で折って見て下さい。
枯れている枝は、力はほとんど入れずに簡単にポキっと折れます。
枯れていない枝は、弾力があり、簡単には折れないです。
葉が茶色になったら、その葉がついている枝も、
ほぼほぼ枯れていると思います。
カルーナの水やりも、他の植物たちと同じように、
土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりです。
これが意外に大切です。
鉢全体に水が行き渡らないと、乾くのも早く、
根の張りも悪くなります。
夏場は土の乾燥が早くなるので、朝と夕方2回の水やりが必要だと思います。
水やり回数がふえるので、水はけの悪い土ではグチョグチョで、
根っこが呼吸できなくなって根腐れの恐れがありますね(๑˃̵ᴗ˂̵)
でも、根腐れを心配するよりは、
乾燥しすぎることを心配したほうがいいように感じます。
根腐れは確かに、植物が弱りますが、
すぐに枯死するわけではないです。
カルーナの場合、水切れは即死になることも。
例えば、菊などは、水切れすると葉がシナシナになりますが、
乾燥に強く、ある程度までは耐えて、水やりすればもとに戻ります。
乾燥に強い植物の特徴です。
カルーナにはこの耐性がないんだと思います。
水切れを起こすのは、夏が多いと思うので、
夏越しはできるだけ涼しい場所を置き場所にして、
水やりを忘れないように注意しましょう(゚∀゚) ♪
枯れそうなカルーナ、復活の可能性は?
枯れそうな予感がする・・・。 ワンチャンあるかもです。
一部の枝が枯れていて、生きている枝葉が残っているなら、
そのまま水やりを続けていれば、ギリギリセーフで助かるか、
株元から新しい枝が出てくるかもしれないです。
置き場所も、日当たりではなく半日陰〜明るい日陰に移します。
弱っているから肥料は絶対にあげないです。
また、生きている枝があるうちに、
挿し木してみるのもいいと思います。
僕もいろいろ悪あがきする方なんですけど、
いままでいろいろ枯らしています♪(´ε` )
最近では、ガーデンシクラメンが枯死しました。う!
失敗は成功のもとですw
カルーナの紅葉、色が悪い?
紅葉の色が悪いと、ちょっと残念。
ということで、紅葉がきれいになるポイントを紹介します。
紅葉については、いろいろと科学的な難しいことが書かれた
サイトを見ましたが、ぼくは難しいこと抜きでポイントだけw
・朝と夜の寒暖差があるほど、きれいに紅葉。
・日中はよく日に当てるほうが、きれいに紅葉。
・8℃前後の気温で、紅葉のスイッチがon。
ぼくはこのように理解しました(゚∀゚) ♪
まとめ
・カルーナが枯れるのは、水やりによる原因が多い。
・カルーナは高温多湿に弱く、乾燥にも弱いので、
夏の置き場所と水やりの管理が大切です。
・茶色くなったり、色の悪いカルーナは、枯れる前兆。
・冬の寄せ植えで人気のカルーナは、1000以上の園芸品種がある。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!