サンスベリアはどこにでも転がってる観葉植物、とは言いませんが
昔から人気ですね。NASAも認めた植物ですよ(゚∀゚)♪
今回は、枯れそうなサンスベリアを葉挿しで復活させた話と、
育て方や植え替えと水やりについて紹介します。
サンセベリアって?
キジカクシ科(Asparagaceae) / チトセラン属 (Sansevieria)
学名 Sansevieria trifasciata
和名 アツバチトセラン、フクリンチトセラン
(覆輪千歳蘭 /学名:S. trifasciata cv. ‘Laurentii’)
サンセベリア・ローレンティ
マルバチトセラン(丸葉千歳蘭、学名:S. trifasciata cv. ‘Hahnii’)
サンセベリア・ハニー
最近では希少種も流通していますが、
サンセベリア・ローレンティ(Laurentii)が最も普及してます。
別名 「虎の尾(トラノオ)」と呼ばれます。
きれいな斑が入り、スタイリッシュな姿が人気の観葉植物。
観葉植物として販売されているけど、サンセベリアの生態からすると多肉植物になる。
葉を鑑賞する植物だから観葉植物で間違いないんですけどね^ – ^
原産地は熱帯アフリカの乾燥地帯、
南アフリカ、マダガスカル、南アジア、アラビアの乾燥地など。
暑さと乾燥にはものすごく強い植物。
寒さと多湿には弱い。
日当たりを好む。でも室内の明るい日陰にも耐えられるパーフェクト・ボディ
♪(´ε` )
そして、空気清浄能力が高いサンセベリア。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の実験により認められた、
すごい植物です。
サンスベリアはサンセベリア?
「サンスベリア」、ほんとは「サンセベリア」と読むほうが一般的だと思うのですが、
Google検索では「サンセベリア」のキーワードを入れても「サンスベリア」の検索結果が
すごく多いです。
基本、植物の学名はラテン語表記で、ラテン語読み。
例外もありますが、ほとんどがローマ字読みでいけます。
しかし、英語圏の人々は英語の発音で読むそうです。
どちらがいいのかはわかりませんが、
僕の中では「サンセベリア」であり、図鑑も「サンセベリア」。
ラテン語読みでも「サンセベリア」。
ちなみに、ウィキペディア(Wikipedia)には
適切な読み方ではないが、慣用的にサンスベリアとも呼ばれる。
となっている。
育て方
置き場所・栽培環境
日当たりのいい場所に置きます。
できるだけ日に当てたほうが、丈夫なしっかりとした株になります。
室内でも育てられますが、日当たりが弱いとヒョロヒョロの葉になりやすいです。
真夏は半日陰か、遮光したほうが葉焼けなどしなくて、きれいな葉を維持できます。
「観葉植物 = インドアグリーン」 のイメージがあると思いますが、
最低気温が15℃以上になってきた5月ぐらいからは、戸外栽培できるので、
そのほうが大きく、かっこよく、元気に成長してくれます♪( ´▽`)
反対に寒さに弱いので、最低気温が10℃以下になる前に室内にいれます。
耐陰性はある植物ですが、室内でもなるべく明るい場所に置きます。
日当たりがある場所ならベストですね♪( ´▽`)
水やり
サンセベリアの枯れる原因でいちばん多いのが、水やりの失敗です。
生かすも殺すも水やり次第。
乾燥した土地で自生しているサンセベリアは、多肉植物なので土が
いつも湿っているのに弱いんです。
水のやりすぎは、根腐れになります。
葉が溶けるように茶色く変色してきたら根腐れです。
反対に、乾燥にはめちゃめちゃ強い植物です。
4月から10月の成長期には、鉢土が完全に乾いてから水やり。
とはいえ、鉢の中は見えないので、
自分の場合、
鉢土の表面が乾いてから2〜3日後に水やりするぐらいの感覚です。
植えてある用土の種類、栽培環境で水やりの仕方も変わるから、
自分の環境に合う水やり感覚をもつのが大事ですね。
11月から3月ぐらいまでは、冬越しのために水やりをしません。
気温の低下とともに成長も緩慢になり、10℃以下になると
ほとんど成長しなくなります。
だから冬には水やりをしないんです。
春まで全くしないんですよ(゚∀゚)!
水やりをしないので、サンセベリアの耐寒性もアップします。
この水やり方法が、安全に冬越しするポイントです。
サンセベリアの葉がしわしわになってきた時は、葉に蓄えている水分が
ほんとに切れる前のお知らせです。
葉がしわしわになってきてから水やりするのでも
遅くないし、それでも枯れないです。強いです!
暖かい部屋の場合は冬でも成長し続けますが、水やりはしなくてOKです。
春まで待ったほうが安全です。
肥料
1ヶ月に1回ぐらい与えればOKです。
僕の場合は
液体肥料、固形肥料といろいろ気分で使ってますが、
正直、肥料なくてもぜんぜん育ちます♪(´ε` )
肥料はなるべく、 N・P・K(チッソ・リン酸・カリ)で
チッソが多い配合のものを使うようにはしてます。
観葉植物用の肥料は、すべてチッソ多めです。
お花用の肥料も使ってますけどね。こっちは、リン酸多め。
肥料のポイントは、1回に与える量は多くないほうがいい。
量が多いと根が傷んでいろいろと問題が(๑˃̵ 0˂̵)!
サンセベリアの土はなにがいい?
水はけのいい土であればなんでもOK。
「サンセベリアの土」って書いてある専用土も販売されてます。
観葉植物用や多肉植物用の培養土も使えます。
僕はカッコつけて、オリジナルブレンド用土をつくってみたりして楽しむんです。
赤玉土を多肉植物の培養土に混ぜて、ピートモスを一握り。などなど。
かなり適当なレシピ。
サンセベリアは強いんです。
水はけのいい土。
これさえ守っていれば、水をやりすぎても根腐れしにくくなります。
植え替え
植え替え時期は5月ぐらいからが適期です。
新芽が伸び始めたら植え替えのタイミング。
9月頃まで植え替えしても大丈夫です。
根腐れして弱ったサンセベリアは、すぐに植え替えをします。
春夏秋冬、オールシーズンです。そのままにしておくと腐るんですよ。
ザックリ植え替え手順
1. 鉢からサンセベリアを出したら、根鉢をやさしく崩してく。
下1/3の根っこは切ってもいい。
2. だいたい古い土を落とす。無理にとらなくていいですよ。
3. 一回り、二回り大きな鉢に植える。棒で土をちゃんとすき込む。
以上です(゚∀゚)♪
サンセベリアの植え替え後は水やりを控えます。
植え替えたあとは、かなり水をやりたくなりますけど、
新芽が伸びるようになってから水やりしたほうが安全だと思います。
植え替え後、1週間ほどは明るい日陰で休んでもらい、
そのあとは通常の置き場所(日当たり)に。
株分け
植え替えるときに株分けをすれば、サンセベリアが増やせます。
また、これ以上大きな鉢にしたくないときに、株分けで小さくできます。
大株にしたい時は、株分けはしないで永遠に、鉢を大きくしていきます。
株分けで好きな鉢のサイズに調整できますね。^ – ^
ザックリ株分け
1. 細い根とはべつに、タケノコみたいな根で株と株がつながってるので、
そいつを切断する。
2. それを植えれば、株分け完了。
以上、簡単です。^ – ^
サンセベリアが葉挿しで復活!
サンセベリアの水やりを失敗して、腐ってきたので葉挿しを
して復活させました。
左の4枚の葉は、サンセベリア・ハニー、
右の3本は、サンセベリア・マライカ。
腐ってないところを5cmぐらいに切って、切り口は2日ぐらい乾燥させました。
切った葉を湿らせた赤玉土に挿しました。2018/3/18
2018/10/7 葉っぱから子株まで出てきた!♪(´ε` )
この生命力はすごすぎる(๑˃̵0˂̵)!!!
葉挿し後の水やりは、土が乾いたらあげました。
サンセベリアの通常の水やりといっしょ。
置き場所も軒下の半日陰ぐらいで放置していました。
意外といけますね^ – ^
葉挿し後は風の当たらない、明るい日陰がいちばんいいらしいので、
部屋の窓の近くがいいのかもしれません。
付かず離れずの関係が、成功の秘訣か?(゚∀゚)♪
サンセベリア・マライカは切り取った葉がよくなかったので、葉挿し失敗。
でも親株のほうが調子を取り戻したので枯れずにすんだのでよかった。♪( ´▽`)
葉挿しをした場合、斑入りの品種は斑が消えてしまうので注意しましょう。
サンセベリアが腐ってきたら早めに対処すれば復活できます。
まとめ
・日当たりと水やりが、元気に育てるこつ
・葉挿しと株分けで増やせる
・生育旺盛な植物なので、定期的に植え替える
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!