観葉植物として人気なクワズイモ。名前からすると食べられない植物じゃないかと想像できるんですが、実際食べると危険な毒とかあるのか?
サトイモやハスイモと何が違うのか?今回、調べてみました(゚∀゚) ♪
クワズイモって?
サトイモ科 クワズイモ属 (アロカシア属)
学名 Alocasia odora
原産地 インド~東南アジア、中国、台湾、日本南部、
太平洋諸島、オーストラリア
クワズイモかアロカシアという名前で流通しています。
日本でよく見るクワズイモはこのAlocasia odora(アロカシア・オドラ)
という種類です。日本の四国、九州、沖縄、小笠原諸島にも自生しています。
その他に、
シマクワズイモ(Alocasia cucullata)という小型の種類もよく見ます。
種類によって大きさはいろいろで、インドクワズイモは(Alocasia macrorrhiza)3mにもなる巨大な種類です。
クワズイモは観葉植物としてホームセンターなど、どこでも手に入る植物です。100円ショップでも売ってますよね ^ – ^
クワズイモは食べると危険な毒はあるの?
クワズイモには、シュウ酸カルシウムという毒性成分を含んでいるので
食べられません。
葉、茎、根、(全草)に含まれているので、肌の弱い人は、切ったときに出る汁でも被れます。
シュウ酸カルシウムというのは、針状の結晶をしていて、口や皮膚などを
刺激性の痛みが襲います。
食べると、悪心、嘔吐、下痢、麻痺、皮膚炎などの症状を起こします。
日本の法令では毒物及び劇物取締法により劇物に指定されています。
厚生労働省のサイトにも毒性のある植物として紹介されています。
以下、厚生労働省によると
(症例1)
2000 年6月30日 に鹿児島県の宿泊施設で、刺身のつま及び味噌汁の具として使用されたクワズイモの茎を食べた客4名中4名が中毒症状を訴えた。(症例2)
2008年9月21日 福岡 県宗像市で開かれたイベントで、販売された芋類に観葉植物のクワズイモの茎が混入し、買って食べた人に食中毒とみられる症状が出た。イベントで販売された芋類約60束の中に、誤って10~20束のクワズイモが紛れ込んでいたことが原因。(症例3)
2008年11月11日に延岡市内のスーパーから、はすがら(ずいき)(サトイモの茎)を購入し、同日、日向市内で酢の物にして摂食した2名中2名が、口腔内のしびれ(イガイガ痛み)の症状を呈し、病院で加療した。購入した「はすがら」に「クワズイモ」が混入したことを原因とする食中毒と判断した。クワズイモが自生している場所にサトイモを植栽しており、収穫時にクワズイモが混入したことが原因。
クワズイモは身近にある観葉植物ですが、毒性のある事を知らないとヤバイことになりますね(๑˃̵ᴗ˂̵)
シュウ酸カルシウムを含む他の植物はというと…
・ディフェンバキア(多量に含む)
・カタバミ
・山芋
・サトイモ
・タロイモ
・リュウゼツラン
・モンステラ
・未成熟のパイナップル
・ほうれん草(少量だけ)
サトイモ、タロイモにも含まれているんですね!
でも食べるには問題ないレベルということですね♪( ´▽`)
現地の人は、タロイモ主食で食べてますしね笑
ちなみに、サトイモとは、
タロイモのうち最も北方で栽培される品種のことをいいます。
なんだかややこしいです笑
サトイモとハスイモとの違いは?
サトイモとハスイモは、同じ
サトイモ科サトイモ属の仲間です。
クワズイモとは同じサトイモ科の仲間であるため、見た目が非常に似ているんですね。
クワズイモの葉
サトイモの葉
ハスイモの葉
こうしてみると僕みたいな素人には、葉を見ただけでは違いの
区別が難しいと思います。
大きさで区別するには種類や成長具合によって違うし…。
クワズイモの葉の方がテカってるような気がしますけど…
だからクワズイモを食用の芋たちと一緒に植えないように注意するのがベストだと僕は思います。(厚生労働省のサイトにも見分け方は書いてない)
食べることばっかり考えてたらダメってことですね♪(´ε` )
わからない植物は食べないほうが身のためです笑
まとめ
・クワズイモは食べられません。
・サトイモ、ハスイモと違いを見分けるのは難しい。
・スーパーで売ってる芋を食べましょう。(゚∀゚) ♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!