初めて手にした時、「こんなに赤くなるのか!」と、とても驚きました。
ブロメリアのブームが来る以前より、観葉植物として流通していたけど、
ファイヤーボール的要素が感じられない。
今回は、ネオレゲリア・ファイヤーボールが
赤くならない原因や育て方を紹介します(゚∀゚)!
ネオレゲリアとは?
ネオレゲリアは
ブロメリア科(Bromeliaceae)・ネオレゲリア属(NEOREGELIA)の植物。
日本ではパイナップル科とも呼ばれます。
樹木や岩などに着生する、着生植物といわれる種類。
流木やコルクなどに着生させて栽培することができるので、
カッコいいインテリアプランツになるし、おもしろい♪(´ε` )
南米原産でブラジルを中心に97種が分布する。
品種は4000品種を超えます(๑˃̵ᴗ˂̵)
ネオレゲリアはロゼット状の葉で、中心部から新しい葉が出てきます。
その中心点はタンクのように水を貯める仕組み。
その水をネオレゲリアは吸収して生きています。
根からも少しは水分を吸収するようですが、
着生するために根を伸ばすと言われている。
花が咲くときは、水の溜まるタンクの中で咲きます。
ブルーに近い色の、小さなかわいい花です。
ネオレゲリアは花を咲かせると、もう花を咲かせることはなく、
いずれは枯れて、寿命をまっとうする。
でも、親株から子株が出てきて、次の世代にチェンジしていく。
子株は、花が咲いた後に出てきたり、花が咲いてない親株からも出てくるので、
これといった法則はないようですが、
花が咲いたらその株の終りが近いという目安になります。
とても丈夫で、長く楽しめる育てやすい植物です^ – ^
育て方
置き場所
日当たりと風通しがいい場所。
4月〜10月ぐらいまでは屋外での栽培がいいと思います。
僕は、最低気温15℃以上を目安に屋外栽培に切り替えてます。
高温多湿を好む。
暑さには強いけど、猛暑日が続く真夏は日差しが強すぎるので、
遮光するか、半日陰に移動させたほうが安全です。
冬は室内で管理します。最低気温15℃以下になってきたら、
室内管理の目安に。室内でもできるだけ明るい、日当たりがいい。
水やり
4月〜10月の成長期は中心部のタンクに水を貯めて
栽培します。
株の上から水をかけて、新しい水に入れ替えてあげる。
乾燥には強いので、タンクの水がなくなってもすぐに枯れたり
しない。僕は夏場でも週に1〜2回ぐらいの水やりです。
水があってもやるし、なくなっていればすぐ水やり。
冬は、温度の下がる部屋ではタンクの水は抜いて管理します。
温度のある部屋なら成長するので、水をタンクに貯めたままでもいい。
でも室内では光量が不足するので、だらしなく葉が伸びることもあります。
成長を抑えるという意味でも、冬の室内では水を抜いて管理したほうが、
いいのかもしれない。
冬でも水やりは必要だと思いますが、かなり乾燥気味でも大丈夫そうというのが
僕の体感です。
上から水やりを普通にして、その後タンクから水をすてました。
冬場は空気が乾燥するので、霧吹きで葉を湿らせ
湿度を上げてあげるといいと思ってます^ – ^
肥料
引き締まった株を作りたい場合は、きほん、いらない。
気が向いたらチッソの多い、観葉植物用液体肥料をあげる。
肥料はなくても、花も咲き、成長します。
早く大きくしたい時には、株元に化成肥料を1粒、2粒あげるといいです。
用土
用土については、一番悩むところではありますが、
観葉植物用の土などは使わない人が多いかなと思います。
着生植物なので、用土に依存した生育をしないと僕は思っています。
僕は、ベラボン(ヤシのチップ)や、バークチップ、軽石、赤玉土などを、
単体で使ったり、ミックスしたりと、
どれが一番自分の栽培環境にあっているか、チャレンジしています^ – ^
植え替えと株分け
植え替えるタイミングは、株と鉢のバランスが悪く感じたらに
しています。
たとえば、
・鉢のふちに株が触れるくらい大きくなった
・子株が鉢からはみ出したり、窮屈に感じる時
などです。
基本的には、なるべく小さな鉢で植えています。
なぜかというと、
鉢全体に速く根が回れば、用土が乾きやすくなるし、
しっかりと着生する事によって、成長もいいのではと考えました。
なにより、ベテランの栽培農家に聞いた話では、
「なるべく小さな鉢にしたほうが、発色がいいよ!」
という事でしたので、そちらの理由のほうが大きいですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
植え替える時期は、1年を通してできる。
ただ、寒い時期は成長しないので、
なるべく成長する4月〜10月ぐらいを目安にすると、
スムーズではないかなと思います。
ネオレゲリアは株分けで増やすことができます。
子株が親株の2/3まで大きくなった頃、切り取って
新しい用土で鉢植えにします。
赤くならないのはなぜ?
ネオレゲリア・ファイヤーボールは赤くなる品種なのですが、
販売されているものは、グリーンなものが多い気がします。
ファイヤーボールを赤くする方法を僕なりにまとめてみたいと
思います。
1. 日当たりのいい場所に置く
ネオレゲリアに限らず、タンクブロメリアの仲間は、
ある程度の光が当たらないと本来の発色をださないものが多い。
特に、赤い色に発色するものは日当たりが大事だと言われています。
5月頃、子株が出てきていますが、親株の花は咲いていない。
少し葉焼けしています。
それから10月ごろの様子。
葉焼け被害が大きく、色が汚い(๑˃̵ᴗ˂̵)
子株は少し成長しました。
真夏は日光が強すぎて、直射では焼けてしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
次に夏は遮光ネットで光を和らげる工夫をしようと思っています。
同じネオレゲリアでも、品種によって光の加減が違うように思います。
置き場所を変えたり、遮光したりして、その品種がキレイにかっこよく
育つ条件を探してみます。
2. 温度が高すぎると、色が抜ける
35℃以上の気温が続くのは、高温多湿を好むネオレゲリアにも暑すぎる。
品種によって変わりますが、色が抜けて、葉の模様などが薄くなる現象が起こる。
中には、ちょと葉焼けするぐらいで、色や葉の模様は変わらない品種も
あるので、そういったやつが暑さに強いタイプなのかもしれない。
これ、春。
次は夏の終わり。
みごとに、色が抜けています(゚∀゚)!
日当たりを考えるあまり、暑すぎてこのようになった感じです。
この品種は、日陰でも良さそうです。むずかしい…
3. 根がしっかりと張っていない
子株とか、植え替えたばかりの株は根が張っていないので、
本来の色になるまでに時間がかかるのでは?
と僕は思っています。
まとめ
・赤くなる品種は光を好む傾向だが、品種によっては葉焼けや色が抜ける
・ファイヤーボールに適した置き場所、水やりを探し出す
なかなか一筋縄ではいかない。
こんなところにブロメリア栽培の面白さがあると感じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪(´ε` )