ディッキア痛いですよね。だから増える子株を地植え実験してから
3年。雨ざらしで育てています。
今回はディッキアを雨ざらしの地植えでもいけてるのかと、種類やよく似たヘクチアとの違いについても紹介します。
ディッキアの地植え環境
こちらはディッキア・ペイルライダー(Dyckia‘Pale Rider’) という品種のディッキア。
鉢植えで栽培していたものを地植え実験している株です。
環境としては、
植えてある場所は砂利や石がまあまあ混ざっている。そして塀際で
少しだけ高い場所になっています。このため水はけが良い環境になっています。降雨のあとは早めに土が乾いてくる。
雨を防ぐ屋根はないので雨ざらしの1年です。
梅雨もそのまま雨をくらいます。
日当たりが冬は全く当たらず、夏は当たるという感じなので
条件が良いとは言えませんね。
基本水やりもしませんので、完全に自然任せです。
地植えにしてから3年ほど経ちます。
こちらは埼玉県南部ですが、冬はマイナスになることは普通にあります。雪が積もるときもあったり。
とりあえず健全に成長している地植えのディッキアです。
地植え実験は成功といえますね!
成長できてる?
この3年問題なく成長しています。
鉢植えのディッキアと地植えのディッキアで違うところは、
地植えの方が大きくなったと感じます。
鉢植えでは意外と根が早く回ってしまうので、根詰まり気味になると
子株をたくさん吹いていました。地植えのディッキアは子株をほとんど
出さなくなりました。親株が成長できるので、子株を作る必要を感じて
いないんですね。
鉢植えでも、毎年鉢増しすれば子株より親株を大きく育てられるかも
しれない。
ディッキア・ペイルライダーの耐寒性
ディッキアもいろいろ種類がありますが、
このペイルライダーの耐寒性はある方だと思います。
雪が積もっても葉が傷むことはなかったし、
マイナスになる気温にも一時的だけど耐えています。
これが寒冷地ではうまくいかないかもしれません。
耐寒性は植物の種類によって大きく違う。
少しの低温にさらされるだけで溶けるように腐ってしまうものや、
一定時間なら耐えられるものなど様々。
このディッキアは地植えの下草として使えるように思えますよ。
ロックガーデンや寄植えに使える多年草ですね。
ディッキアは暑さ寒さに強いといわれているので、
地植えで挑戦してみるのもいいかもしれません。
ざっくり種類
・ヘブディンギー :Dyckia hebdingii
直径30cmを超す大型の原種。子株はあまりできない。
・ディッキア・ゴエリンギー:Dyckia goehringii
ランナーを伸ばして増えていく。人気ある品種。
・ディッキア・マルニエルラポストレイ:Dyckia marnier-lapostollei
入手しやすい白くきれいな品種。ウネウネする。
・ディッキア・エステベシー:Dyckia estevesii
ほかのディッキアとちがい、扇状に葉を広げている。
パイナップルに見えてくるやつ。
ブロメリア全般にいえますが、新しい品種が多く、
お気に入りの植物を見つける楽しみが広がっています。
俗にいう沼です。
どこかの誰かが、かっこいいディッキアを生み出しているので、
探しに行きましょう!
ヘクチアとの違い
1.葉の形状
葉は幅広で、厚く、硬く、ロゼット状に配置されています。葉の縁には鋭い硬い棘があります。
葉はより細長く、柔らかく、薄く、刺や歯が多く存在します。ディッキアよりも葉が細長い傾向があります。Dyckiaと比べて柔らかいテクスチャを持つことがあります。
2.花の形状
花は直立し、茎から直接出てきます。一般的には、鮮やかな赤やオレンジ色の色合いを持ちます。
花はやや曲がった茎の先端に集まります。花はディッキアよりもやや控えめな色合いで、赤やオレンジ、黄色、緑色などがあります。
3.生息地
主に南アメリカの熱帯地域に分布しています。主にブラジルに多く見られます。
ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどの地域に分布しています。ディッキアと同様に熱帯地域に生息しますが、より幅広い範囲に分布しています。
4.サイズ
これらの特徴を観察することで区別できそうですが、
よく似ていますので目視では難しそうです。
こういった植物は洋ランなどもそうですが、
付いているラベルを大切に保管するか、記録しておくのが大切。
まとめ
・ディッキアは品種によって雨ざらしの地植えで生育する
・ヘクチアとの違いは葉と花の形状、分布、サイズ感
・品種はたくさんあり、ラベルはしっかり保管する
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!