小さな草にしっかりとした花を咲かせるヘスペランサ・フミリス。
たまたま園芸店で見つけましたが、山野草のような趣のある植物です。
今回は、ヘスペランサ・フミリスの育て方や、他にどんな種類があるのか
紹介します。
ヘスペランサの特徴
ヘスペランサは南アフリカ原産の球根植物で、80種類ほどが分布しています。
ヘスペランサ・フミリスは草丈が一番小さい品種で5cmほどです。
秋植え球根です。半耐寒性球根植物。
ヘスペランサの花は、午後から咲き始め、夕方には閉じる。
原産地である南アフリカ・ケープ州は冬があるので、
暖地では霜よけをすれば屋外で冬越しできます。
科名 / 属名: アヤメ科 Iridaceae/ヘスペランサ属 Hesperantha
学名 :Hesperantha
原産地:南アフリカ
草丈 :5cm~30cm
開花期:1月〜4月
花色 :赤、ピンク、黄色、白
耐暑性:夏は休眠
耐寒性:強い〜やや弱い
育て方
栽培環境・置き場所
日当たりを好む。
葉のあるときは、日当たりで育てます。
夏は休眠するので、雨のあたらない日陰に置きます。
フミリスは特に耐寒性が強いので、暖地では屋外で冬越しも余裕です。
葉のない時期は雨に当たらない日陰。
水やり
鉢植えで育てる場合は、表面が乾いたら水やりします。
やや乾かし気味の水やりで大丈夫です。
球根が腐らないよう、過湿にならないように注意します。
花後から水やりを控えめする。
地植えの場合は植え付けの時にたっぷり水やりして、
その後は必要ありません。
肥料
植え付け時や、成長している期間に少量の肥料をあげます。
長く効く緩効性肥料が適しています。液体肥料を1か月に1回ぐらいでもOK。
用土
市販の球根用培養土や花の培養土を使うか、
赤玉土、腐葉土を6:4で混ぜた基本用土で問題ない。
植え替えと植え付け
ヘスペランサはあまり分球しないので、
2〜3年は鉢に植えたままでも大丈夫です。
植え替えない鉢植えは、鉢のまま乾燥させて夏越しします。
夏の間は一切水やりをしません。
10月ごろ水やりを再開します。
地植えの場合は、梅雨時に腐りやすいので、球根を掘り上げて
保存したほうが安全です。
種まき
春に採れた種を秋になって種まきすれば、
増やせる。9月下旬。覆土は2cm以上。
種類
・フミリス H. humilis
一番小さい草丈のかわいいやつ。
ピンクの花。
・ククラータ H. cucullata
つぼみがピンクで花は白の綺麗な花。
・ポーシフローラ H. pauciflora
桜色の花で、早くから咲き始めます。
・スタンホルディア H. stanfordiae
よく栽培されている品種。花は黄色。
・バギナタ H. vaginata
まとめ
・寒さにも比較的強く栽培はやさしい
・用土は水はけの良いもの
・やや乾かし気味
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!