真柏盆栽の取り木と挿し木の方法は?夏の手入れ作業と植え替えと時期についても

  • 2018年5月27日
  • 2019年1月30日
  • 盆栽

真柏(シンパク)は盆栽の中でも、いちばん変わった樹形を楽しめる、
芸術的な樹木です ♪( ´▽`) 僕も少しずつ盆栽を勉強していますが、

はじめて真柏の取り木をやってみました。

 

そこで今回は、真柏盆栽の取り木・挿し木の方法や、

取り木をしたついでに植え替えをしたので紹介します。

また、真柏盆栽の夏の主な手入れ作業についてもです。

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真柏とは?

樹木の名前には別名が付けられているものが多く、
真柏もそのひとつです。

ヒノキ科ビャクシン属に ビャクシン(柏槇)という樹木があって、
別名は、イブキといいます。

ビャクシンには多くの変種があり、公園や学校などでよく見る
カイヅカイブキもそのひとつです。

ビャクシンの変種に、ミヤマビャクシンという種があり、
別名が真柏といいます。

和名 : 深山柏槇(ミヤマビャクシン)

学名 : Juniperus chinensis L. var. sargentii Henry

別名 : 真柏(しんぱく)

盆栽の世界では、別名の真柏で呼ばれているんですね。

真柏盆栽の夏の手入れ作業

夏(6月〜8月)の適期作業

・芽摘み・葉透かし

・挿し木

・取り木

・ジン・シャリ作り

特に挿し木取り木は、この時期に行うことで、
ググっと成功率が上がります(゚∀゚) ♪

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真柏の挿し木

現在、販売されている真柏のほとんどは、
挿し木苗から作られた物で、真柏の挿し木はかなり簡単です。

枝を切ったら、土に挿す。

簡単だと思いません?(゚∀゚) ♪

盆栽の枝って、大事に育てたやつなんで、
切っても捨てるのがもったいなく感じてしまいます。

挿し木によって、こども真柏が増えていっちゃうので、
そろそろ考えなくてはいけませんね笑^ – ^

他の草花や盆栽もあるので、置き場所がいっぱいになってきました(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

・挿し木は高温多湿のときが、いちばん成功率が高い!

・挿し木をする土は、新しい赤玉土単用でOKです。

・発根するまで、土を乾かさないようにする。(腰水にしてもOK)

・挿し木が成長をはじめたら、発根したと思って大丈夫。

数多く挿しておけば、どれかは成功すると思いますし、
適当に庭に挿しても成功しました。

真柏の挿し木は簡単なので是非やってみてください♪(´ε` )

真柏盆栽の取り木の仕方は?

僕の育てている真柏が大きなサイズで、樹高が約80cmあり、
もう少し小さくしたいと思っていたので、取り木をはじめて
やってみました。

取り木の方法にはいくつかありますが、今回はメジャーな、
高取り法の「環状剥皮」というやり方で挑戦です!

 

環状剥皮とは?

根っこを出したい幹の下の部分をぐるっと1周、
樹皮を剥いで削る作業です。

 

幹の皮を剥いで形成層まで削り、そこを水苔や、土で覆い、
発根するまで乾燥しないように注意します。

「枯れたらどうしよう?」って思う、チキンな僕。笑(๑˃̵ᴗ˂̵)

でも、やっちゃいました。
結果を先にいいますと、大成功!♪(´ε` )

 

取り木の手順 

1. 環状剥皮をやる

2. 剥皮した部分を覆う

3. 乾燥しないように水やり

4. 毎日見つめて発根を待つ(ぼくの場合です。)

5. 発根したら切り離す

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真柏盆栽の取り木を実際にやってみた!

この真柏は樹高80cmぐらいなんですが、

ちょっと大きすぎるなぁ、

なんて思って小さくするために、取り木することにしました。2017年の5月7日です。

 

 

はじめての環状剥皮をやったところです。

幹直径の1.5倍の幅で剥皮するのが一般的らしいのですが、これはあとから知り得た情報で、

僕の読んだ本には、「幹径よりも広い幅を削る」と書いてあったんですね。

 

なので、適当に広く削ってしまいました。笑^ – ^

 

幹径は3cmなんで、1.5倍の4.5cmほど削ればよかったのに〜

僕は、8cmも環状剥皮をしていました(๑˃̵ᴗ˂̵)

結果的には成功したのでよかったです!

 

ちなみに、削るのに使ったのは剪定ばさみ。

 

剪定ばさみで幹をはさみ、ぐるっと1周そのまま回して、表皮に切り込みを入れます。

切り込んで、線のついたところから、えんぴつを削る要領で形成層までしっかり削ります。

 

表皮を剥ぐと、その下にしっとりとした、つるつるの層が出てきます。

これが形成層。

 

さらに削り進むと、見慣れた木材の部分が現れます。

ここまでで、環状剥皮は終了です。

 

発根させる部分(切り口の上側)は、きれいに切り直してやると、成功率がアップします。

 

 

そして、発根促進剤のルートンを切り口につけておくと、さらに成功率がアップ!

魔法の粉です。笑

 

 

僕はまんべんなくルートンをつけちゃいましたが、正解は、

発根する上の部分だけでいいようです。 (๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

そしたら、ビニールポットに切れ込みを入れて、幹の周りに取り付けます。

切れ目はホチキスで止めました。

 

そこに、赤玉土を入れます。土の重みで、ポットが落ちてくる気配がしたので、

シュロ縄で縛って補強しました。

これで水やりして、これからは乾燥させないように気をつけて、取り木するまで管理します。

 

 

それから、1年後の2018年5月。

見事に発根していました!ウェーイ(゚∀゚) ♪

そしたらやるしかありません。取り木の最終段階、取り外しをやっちゃいます。

 

ノコギリで根っこの下で切断しました。これでほぼ半分になったので、

樹高が、40cmぐらいにすることができました。

なんの剪定もせず、根っこもいじらず、根鉢そのまま大きめの浅鉢に植えました。

頭デッカチなので、鉢が大きくないと倒れてしまうのと、大きめの鉢で植えれば

水切れしにくく、成長もしやすいと思ったからです。

 

とりあえずは、あまりいじらず回復優先で育てていく作戦です。

 

枝葉が多いので、真柏も自然と葉を落としています。

下に落ちてる黄色の葉がそれです。

緑の葉は、黄色の葉を取る時に、とれちゃったんですね笑

 

これで僕の盆栽経験値が少しあがりました♪(´ε` )

 

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真柏盆栽の植え替えを実際にやってみた!

 

続いて、残った真柏の植え替えをしました。

もともと、この真柏は鉢から地面に根をおろしていたものでした。

しかもその根っこはかなり太かったんですね。

 

 

鉢から根が出て生きている樹は、鉢の中の根っこは死んでいる可能性もあり、

地面に出た根っこだけで生きている場合もあります。

 

これを切った場合は枯れてしまうかもしれないので、

地面から切り離したあとは、根鉢を崩さず、そのまま植えたほうが安全です。

 

とくに僕は、チキンなので笑^ – ^

 

 

とりあえず1年間、でかすぎる鉢で育て、根っこはかなり伸びています。

 

 

まだまだ、でかい…

 

 

なるべく根を傷めないように、ガッツリと、小さくしていきました。

途中で、根っこを切り詰めながら、どんどんドンドン。

 

 

最終的には、こんな状態になりました。写真なので、サイズ感が伝わりにくい

とは思いますが、かなり小さくなりました。

 

取り木に成功したおかげて、枯れてもいいや的な、心理作用が働いているんです笑^ – ^

 

 

今回は、植え替え用土に、赤玉土砕いた木炭を入れてみました。

これは、真柏が酸性土を嫌うためで、木炭がそれを防いでくれる役割があるそうです。

これで植え替え完成です。

 

まだ鉢が大きいんですが、成長をみながら少しずつ小さくしていこうと思ってます。

一朝一夕でできないのが盆栽。

 

どんな盆栽にしていこうか楽しみが増えました。♪( ´▽`)

 

真柏盆栽の植え替えについて

 

真柏の植え替えの時期は、2月下旬から4月中旬ごろ。

真柏は山の切り立つ崖や岩場などに自生しているため、
すごく強健な樹種で、植え替えのときの強い切り込みにも
よく耐えてくれます。

ほかの松柏類(黒松、五葉松など)より、
短い周期で植え替えが必要です。

細かい根をもつので、よく伸びて、根詰まりしやすいためで、
2〜3年に1度は植え替えしたほうがいいですね。

根張りをあんまり気にしない樹種なので、
古い根を切り、新しい根を伸ばすために更新して
リフレッシュするといった感じ♪( ´▽`)

真柏に使う用土は、赤玉土を中心にを混ぜたものが一般的です。

また、土が酸性化すると樹勢が落ちるので、鹿沼土などの酸性土は
使わない方がいいと思います。

僕はこのことを知らないとき、鹿沼土と赤玉土で真柏を植え替えましたが、1年間、ほとんど芽が伸びませんでした。

すぐに弱ってくるとか、葉が落ちるとかではないんですが、ほんとに
現状維持のような感じでした。

日当たりや、肥料や水やりについては問題なさそうなので、
酸性土の鹿沼土が原因じゃないかと思いました。

まとめ

・真柏とは、ミヤマビャクシンの別名。

・挿し木は、けっこう簡単。とりあえず、挿す。

・取り木は環状剥皮でやると、1年後ぐらいには取り外すことができる。

・夏の手入れ作業は、芽摘み・葉透かし、挿し木・取り木、ジン・シャリ作りが適期。

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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