5月はバラの花が満開を迎える、待ちに待った季節♪(´ε` )
でも、その時によって花の色が違うことってよくあります。
薄かったり、濃かったり、色が抜けてるところがあったり。
また、花が咲いた後、花後の剪定はどうすればいいのか、
迷ってしまいますね。5枚葉がどうする、こうする…。
そこで今回は、バラの5月の育て方や5枚葉と花後の剪定についてと、
バラの花の色が薄い原因を探ってみようと思います。
バラの育て方 5月
5月のバラの主な作業
・花がら摘みと花後の切り戻し剪定
・ベーサルシュートの管理
・病害虫の防除
・肥料
・新苗の植えつけ
花後の切り戻し剪定
咲いている花が終わりかけたら、
花がら摘みと切り戻し剪定をするタイミングです。
花の終わりかけのめやす
・花が散り始める
・色が薄くなったり、汚い感じになってくる
・うどんこ病や花を虫に食べられた時
・自分のなかであきらめが付いたとき^ – ^
咲いてる花を切ってしまうのは、もったいないと思うんですが、
完全に花が終わってからだと遅すぎてしまいます。
種ができてしまったり、次の花芽が出るのが遅くなったり、
バラが弱ってしまう原因になるので、
なるべく早く花がら摘みと切り戻し剪定をして、あまり負担をかけないようにしてあげましょう♪(´ε` )
実際に剪定する位置ですが、
花がら摘みは、終わりかけた花の付け根から切り取ります。
切り戻し剪定は、花の下に5枚葉を1〜2枚つけて、
その下の5枚葉の上で剪定するのが基本です。
なぜ、5枚葉の上で剪定するんだろう?
枝のさきの方や、花のすぐ下につく3枚葉は未成熟な葉で、
本葉と呼ばれる成熟した5枚葉から出る新芽が、
いい花の咲く枝になります。
そして、いちばん上に近い5枚葉は充実度がいまいちなので、
上から2〜3枚目の5枚葉を選んで剪定します。
3枚葉で切っても、バラの生育には問題ないんですが、
「きれいな花を!」と思ったら、5枚葉で剪定するのが
無難だということなんですね。
僕のバラには、7枚葉というものもあります(゚∀゚)!
品種によっては9枚葉もあるらしいです。
5枚より、7枚、9枚の方がより元気な新芽がでるようです。
5枚葉がなく、3枚葉だけという状態になったりもするので、
そんなときはなるべく大きな3枚葉を選んで、
その上で剪定すれば大丈夫です♪(´ε` )
花の開花中に伸びた芽があるときは、その芽を活かして
その上で剪定するといいです。
このバラは、フロリバンダ種の’真夜’という、
すごくいい香りがする強香品種です。四季咲き。禅ローズという名前で販売されています。
冬に地植えから鉢植えにしたので、早めに花を切ってあげようと思い、
切り戻し剪定をすることにしました。
房咲きなので、上の方には3枚葉しかないですね。
片方は5枚葉を2枚つけて剪定、片方は1枚つけて剪定しました。
葉のある季節は、できるだけ葉を残して剪定することで、たくさんの栄養を
葉から作ることができます。 今回は株の成長を優先させるので、深く切り詰める事は、
しませんでした。
剪定後は30cmぐらい小さくなりました。
黄色のマルでかこった場所が剪定した場所ですが、5枚葉の上で剪定です。
また、枝の外側についている5枚葉で剪定しているので、樹形がまとまりやすいです。
外側の5枚葉からでる新芽は外側に伸びていくからです。
内側の5枚葉で切ると、枝も内側に伸びていくので、枝どうしが混み合って、
きれいな樹形になりません。
切り口のところに、次の芽が準備されています。
小さいのでわかりにくいかな?♪(´ε` )
肥料
つぼみが色づいてきたら、肥料をおやすみします。
なぜかというと、花の形が肥料分によって乱れるようです。
僕はまだ、そのような経験したことはないんですが、
次の花のときには、開花中に肥料をあげる実験をしてみようかと
思います(゚∀゚)!
5月の肥料でいちばん大切なことは、花後に肥料をあげることです。
花が終わってからがバラの一番成長する時期で、
ベーサルシュートの発生をさせたり、次の花が咲くためにも、
かなり重要な肥料となってきます。
花後にあげる肥料のことを「お礼肥」と言ったりもします。
肥料の種類はなんでも大丈夫です。
肥料の3要素が、バランスよく入っているものを使います。
( チッソ N: リン酸 P: カリ K )6:6:6 や 6:10:5 などの比率
・有機質の肥料
・化成肥料
・配合肥料 (一般的に、化成肥料と有機肥料をまぜた緩行性の肥料)
・バラ専用肥料って書いてあるもの
・液体肥料
施肥量(肥料をあげる量)は、それぞれの肥料に規定量が
書いてあるので、それを守ってあげましょう。
僕はまだまだ初心者なので、バラ専用肥料を使っています。
バラに最適な比率に調合され、微量栄養素も配合されてるものなので、
一番使いやすいと思います。^ – ^
ベーサルシュートの管理
5月〜6月ごろ、バラの株元から勢いのすごい、元気な芽が伸びます。
これをベーサルシュートと呼んでいます。
秋の花や、来年の春の花を咲かせる大事な枝になるので、
大切にします♪(´ε` )
バラに元気がなかったり、冬の剪定をしっかりしなかった、
肥料不足、肥料過多などが原因で、シュートが出ないこともあります。
そんな時は栽培環境を見直してみると、
シュートが出てきてくれるかもしれないです(๑˃̵ᴗ˂̵)
僕のバラも去年はシュートがでませんでした。今は開花中なので、
まだシュートが出る気配はありませんが、去年より肥料をしっかり
やってます。 いい結果がでるといいんですが…^ – ^
病害虫の防除
うどんこ病の多発する時期なので、農薬散布して抹殺します。
予防を兼ねて、月に1〜2回は最低でも殺菌剤を散布するといいです。
その他には、黒点病(=黒星病)も発生してくるので、
よく観察します。
アブラムシやハダニなどの害虫もスミチオンなどの薬剤で、
殺虫と予防をしておくと安心です。
殺菌剤も殺虫剤も、1種類では耐性がつくおそれがあり、
2種類以上を使い分けると良いと思います。
薬剤には、展着剤を入れると、しっかりと効いてくれるので
おすすめです。 展着剤には、薬効はありません。
農薬を散布しても植物の葉や害虫に散布液が付着せず、
多くが流れ落ちてしまうことがあります。実は植物や害虫体表上には水を弾くワックスや糸状の物質があり、
散布液は簡単には付着しません。展着剤は主成分の界面活性剤により、薬液の付着性や浸達性を高めたりし、
農薬の効果を一層安定させる働きがあります。展着剤の役割と使い方 より
新苗の植えつけ
5月は新苗(春苗)の植えつけができます。
つぼみや花がついている苗が多いですね。
なるべく5月上旬までに、遅くとも中旬までがベストです^ – ^
気温が高くなると蒸散が活発になり、根付くのが遅くなります。
すでに成長が始まっているので、
根鉢の土をくずさないで、植えつけるのがポイントです。
バラの花色が薄いのはなぜ?![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns=%22http://www.w3.org/2000/svg%22%20viewBox=%220%200%201024%20768%22%3E%3C/svg%3E)
写真で見たバラと育てたバラの花の色がちがって、
薄いぞ、色…。ガッカリ…。去年と色が…
これ、けっこうあると思うんですよね。
そこで、花の色が薄くなる原因を探って見ようと思います。
1.バラはもともと、花の色が変わりやすい植物
四季咲きのバラの場合だと一般的に、
春は花色が薄くなり、秋は濃くなる傾向だといわれています。
これは、つぼみが付いたときの気温が花色に影響しているそうです。
寒い冬に向かう秋は、開花スピードがゆっくりで、
つぼみがしっかりと色を作ってから、花が咲くからじゃないかなと
僕は思います(゚∀゚)
また、バラは花が咲いてから散るまでにも、色が変化していきます。
はじめは薄い色をしていた花びらが、最後のほうには色が濃くなったりします。
その逆もありで、やさしいピンク色が、最後は色が抜けて白くなったり
します。
開花後の気温が高いと、すぐに花も終わるので、色が薄くなるのも早い気がします。
このように、もともとバラは花の色がかわりやすい性質を
持っているんですね。♪(´ε` )
一般的に、日当たりと花の色の関係ついては、
・日当たりの少ない場所では、白色など、
薄い色の花のほうが耐えられる。
・南側の日当たりの強い場所は、赤色など、
濃い色の花のほうが向いている。
・日が当たる場所のほうが、成長も花つきもいいですが、
半日陰のほうが、きれいに咲く。(特に、香りの強いバラ。)
と、言われています。
僕の経験からしても、
バラに限らず、日当たりの少ないところで育てた花は、
花の色が薄くなることがありました。
そして、開花後の天気が曇りがちで涼しいと、花もちがよく、
花が開くのが遅いので、きれいな形をして咲いてくれました。
赤などの濃い色のバラは、日当たりがいいところの方が発色が
良くなるということなので、日当たりが悪いと色が薄くなるかもしれませんね。
これは、品種ごとの性質によってもかわるので、
一概に全部そうだとは言えないと思いますが。
そのバラ、本来の花色は元気な株に育てることで、出るんじゃないかと
思うんですが、そこで大切なのが、肥料と土です。
鉢植えで育てる時に、バラ専用土と草花・野菜培養土を使ったことがありますが、成長はバラ専用土の方が良かったです。(゚∀゚)!
バラ専用土って、値段が高いのでたくさんのバラを育てている人には、
コスパが悪いと思いますが、やはり専用なだけあっていいですね。
また、肥料にも種類がありますが、僕のバラの花の色が良かった時に
使っていた肥料は有機肥料です。
堆肥や、カニ殻肥料をバラ専用土と一緒に使ったときは、
すごいきれいな花色でした^ – ^
有機質の肥料は、土の中の微生物が活性化して、バラにとって
良い土になっていくので、バラ栽培では有機肥料が多く使われているんだと思います。
肥料や土の質が悪かったり、適していないとバラは元気に成長してくれないので、結果的に花が小さくなったり、色がきれいに発色しないことにつながると思います。
土や肥料を変えて試してみるのも、たのしいと思いますね。
花の色が薄くなる原因を探ってみて、いろいろな要因が関係している
ことがわかりました。その年ごとに変化のある花の色ですが、
それもバラ栽培の楽しみの1つじゃないかと。
僕もいろいろ試して、バラ栽培を続けていこうと思います!
きっと、バラは正直に答えてくれるはず♪(´ε` )
まとめ
・バラの花色が薄くなるのは、季節や気温に左右される事が多い
・元気なバラを育てることで、本来の花の色になってくれるかも笑^ ^
・5月のバラの育て方のポイントは、花後の切り戻し剪定と追肥
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!