サクラソウの育て方と植え替え方法は?花が終わったら葉が枯れる?

  • 2020年3月6日
  • 2024年2月6日
  • 草花

サクラソウ(桜草)を育てるのは意外と難しいと感じているんですが、
少しコツをつかんであげるとしっかり成長してくれました。

今回は、サクラソウ育て方植え替え方法
サクラソウに必要な作業ポイントなども紹介します♪(´ε` )

 

サクラソウとは?

サクラソウ科サクラソウ属の多年草。

学名  Primula sieboldii

別名 ニホンサクラソウ(日本桜草)

日本に自生している植物なので、寒さには強いけど、
暑さと乾燥には弱い。

江戸時代から園芸植物として普及していて、
イワヒバ、万年青などと同じ、古典園芸植物と言われる。
一般には、山野草の扱いになる。

愛好家の集まる「さくらそう会」では、2019年時点で322品種を
認定しています。

園芸店でよく見るプリムラはサクラソウの仲間ですが、
ほとんどがヨーロッパ原産の西洋サクラソウと言われるものですね。

埼玉県さいたま市には、国の天然記念物に指定された自生地
田島ヶ原サクラソウ自生地」があります。

およそ100万株が自生しているといわれている。

開花期は4月〜5月。

育て方(鉢植え)

置き場所

1年を通し、屋外栽培です。
日当たりを好む植物なので、風通しのいい日当たりで育てます。

冬の寒さにはつよいですが、問題は夏。
暑さには弱いのです。ポイントは夏越しです。

西日を避け、涼しい日陰やヨシズや寒冷紗で遮光して、
できるだけ涼しくなるように。

自生地の夏は、カヤなど大型の草に覆われてしまい、

根本にあるサクラソウには、
ほとんど日が当たらない様子なので、涼しく過ごせるようになっている。

花が終わったら

種から品種を作る目的以外は、種ができる前に
花茎は切り取ります。

サクラソウは根茎を浅く這いながら増えていくので、
その根茎をより成長させることが、来年の花に影響してくる。

そのために根茎の保護、生育の助長する目的で、

花が終わったら、増し土という作業をします。

増し土は約2cmぐらい培養土を鉢に入れるだけの簡単な作業です^ – ^

花後はだいぶ暑い日も多くなり、
暑さに弱いサクラソウは、だんだんと黄色くなり葉が枯れていきます。
葉が枯れても根茎は生きているので、水やりをしっかりやります。

元気な葉が残っている場合は、できるだけ長持ちさせるといいです。
なるべく涼しい場所で管理です。

水やり

鉢の表面が乾いたら水やりです。
乾燥には弱いので、水切れしないようにします。
水のやりすぎは根腐れするので注意。

肥料

肥料はあまり必要ないですが、
3月に葉や花茎が伸びる頃に

液肥の1000倍液を数回与える。

花後にもごく少量の化成肥料や液肥を与えるといいです。

用土

赤玉土の小粒、腐葉土を6:4で混ぜた、基本的なもので大丈夫です。

植え替え

植え替えは毎年必要な作業になります。
植え替えのときに芽分け(株分け)作業を一緒に行う。

植え替え時期は、11月〜2月の休眠期にします。
関東地方では、2月の節分ごろが植え替えの適期。

植え替えをやってみる

鉢から抜いたら、根がそこまで回っていなかったのでボロボロと
土は落ちました。 写真の薄いピンク色のやつが新芽です。

一番右上の芽が1つの株で、
1株から2〜4個ほど新芽が出ていました。

新芽を1つずつ分ける芽分け(株分け)をすると、
新芽と根がセットで分かれます。

芽を折らないように根っこと一緒につまんで、
軽い力で折り取るようにしたらokでした^ – ^

 

もう開き始めてる芽もありました!

 

サクラソウの鉢のサイズは5号鉢(15cm)が標準で、
4芽を基本に植え付けていきます。

根は大切なので、切ったりせず鉢に収めます。

 

鉢底にはゴロ土を2cmほど。半分まで用土を入れて、
写真のように新芽を配置して、1〜2cm程の用土を入れます。
増し土をするスペースを確保するため、鉢上3cmぐらいは空ける
ようにする。

最後はたっぷり水やりをして、土の細かい微塵を流します。

 

植え替え後は凍らないところで、日当たりのいい場所に置きます。
水やりは表土が乾いたらあげます。

↓1ヶ月後のようす

へんなところから新芽が出てきてしまった(๑˃̵ᴗ˂̵)

来年はもう少しうまく植えたいですね〜

まとめ

・日当たりのいい場所で屋外栽培
・暑さと乾燥に弱いので、夏越しに注意
・花が終わったら、増し土をする
・毎年植え替えて、芽分けをする

以上が、ニホンサクラソウ(日本桜草)の基本的な育て方や
必要な作業でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪(´ε` )