リュウキンカとヒメリュウキンカの違いは?似た花や花言葉についても

  • 2019年2月14日
  • 2024年2月6日
  • 草花

春の山野草のリュウキンカとヒメリュウキンカ。
僕はヒメリュウキンカを栽培中だけど、
名前から察するに「リュウキンカの小さい品種ですか?」と、思っていたが・・・。
今回はリュウキンカヒメリュウキンカ違いや、
リュウキンカに似た花花言葉についても調べてみました。

 

リュウキンカとヒメリュウキンカの違い

リュウキンカとヒメリュウキンカはよく似た花を咲かせるし、
なんだか見た目も似ています。

ヒメなんだから、小さいだけじゃないのかい?
答えはNO!

植物の分類的にちがう!

リュウキンカ(立金花)はキンポウゲ科リュウキンカ属の多年草。
学名:Caltha palustris var. nipponica

 

ヒメリュウキンカ(姫立金花)はキンポウゲ科キンポウゲ属(ラナンキュラス属)の多年草。
学名:Ranunculus ficaria

 

キンポウゲ属の英語読みがラナンキュラスというが、一般にはハナキンポウゲのことを指す。

一般的に、ラナンキュラス(ハナキンポウゲ)というのは、この花です。
カラフルでバラのようなボリューム感のある花。いいね!

生息分布がちがう!

リュウキンカ・・・日本(本州、九州)、朝鮮

ヒメリュウキンカ・・・イギリス、ヨーロッパ

ヒメリュウキンカは外国人(外来種)だったということか(゚∀゚)♪
山野草と言うから、日本的な植物だと思っていました。なるほど。
今では帰化植物となり、野生化している。

アメリカではヒメリュウキンカ侵略的外来種に指定され、栽培の禁止されている州もあるらしい。

侵略的外来種って(笑)響きはかっこいいと思う(๑˃̵ᴗ˂̵)

生育環境がちがう!

リュウキンカは水辺湿地。
ミズバショウと同じようなところにいることもあるということなので、
なかなかの湿地性植物なのではないかと思う。

ヒメリュウキンカは、湿気の多いや川沿いの草原、普通の野原など、
広くどこでも生育できる。

草丈もちがう!

リュウキンカは草丈15〜50cm

ヒメリュウキンカは草丈10~15cm

リュウキンカに似ていて、小さいから、ヒメリュウキンカという単純な名前。
わかりやすいのか?ややこしくしてるのか ?(๑˃̵ᴗ˂̵)

生育サイクルがちがう!

リュウキンカ・・・春に芽を出し、冬は地上部が枯れて冬越しする。5〜7月に開花。

ヒメリュウキンカ・・・秋から冬に芽を出し、夏は地上部が枯れて休眠。3〜5月に開花。

ヒメリュウキンカのほうが開花が早く、冬のあいだは青々と緑を茂らすということですね。

それぞれ特徴が違うことがわかりました♪( ´▽`)

そして、実は、

リュウキンカには、ヒメリュウキンカ以外にも似た花が存在するという。

リュウキンカに似た花

エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)

リュウキンカの変種
キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草。
Caltha palustris var. barthei

リュウキンカよりデカイ、大型種。
草丈 50〜80cm

開花期  4〜7月

分布   北海道と本州北部

リュウキンカと同じく湿地性植物。

別名は「ヤチブキ(谷地蕗)」
フキの葉に似ていて、食用できる。

谷地というのは、湿地のこと。

北海道ではメジャーな植物で、
春の山菜として味わうらしいです♪(´ε` )

エンコウソウ(猿候草)

こっちもリュウキンカの変種
Caltha palustris var. enkoso

草丈 30〜50cm

開花期 4〜6月

山地の湿地水辺に生息する。
湿地性植物

かなりエゾノリュウキンカと似ているが、
近くで見ると、地面を這うように茎が長く伸びているので、
違いがわかるはず。

エゾノリュウキンカは、茎が直立します。

 

猿猴草の「猿猴」とは猿のようなカッパ妖怪のことらしい(๑˃̵ᴗ˂̵)

と思ったら、

本来は、テナガザルのことなんだと。
ちょっと残念なような・・・

ウィキペディア(Wikipedia)より

猿猴(えんこう)は広島県及び中国・四国地方に古くから伝わる伝説上の生き物。河童の一種。
一般的にいう河童と異なるのは、姿が毛むくじゃらで猿に似ている点である。金属を嫌う性質があり、海又は川に住み、泳いでいる人間を襲い、肛門から手を入れて生き胆を抜き取るとされている。女性に化けるという伝承もある。

ほんらい猿猴とは、猿(テナガザル)と猴(マカク)の総称で、サルのことである。
この生き物のモデルは、日本の隣国、中国南西部に生息していたテナガザルではないかといわれている。

日本の植物名は、かなり想像力が豊かだと思いますね。

どうしたら、この草がテナガザルに見えるのか?すばらしいですW^ – ^

リュウキンカの花言葉

リュウキンカ・・・「必ず来る幸福」 「富」

ヒメリュウキンカ・・・「会える喜び」

エンコウソウ・・・「すべてをこの手に」

エゾノリュウキンカの花言葉はリュウキンカと同じらしい。

それにしても
すごく縁起がいい花言葉でした。
なんだか札束をチラつかせる自分を想像中(゚∀゚)♪

リュウキンカとエンコウソウのセットで、
大富豪になる予感。

欲しくなってきましたよ笑♪(´ε` )

まとめ

・主な違いはヒメリュウキンカはキンポウゲ属の帰化植物。リュウキンカはリュウキンカ属の日本原産植物

・リュウキンカと似た花に、ヒメリュウキンカ、エゾノリュウキンカ、エンコウソウがある

・リュウキンカの花言葉はとても縁起がいい

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!