そこらへんには生えてない、希少な水芭蕉。
さわやかで清楚な印象の植物です。
なかなか平地で育てるのは難しいかもしれない。
今回は、水芭蕉の育て方や、株分けや植え替えの時期、
種まきと発芽方法について紹介します(゚∀゚)♪
水芭蕉とは?
サトイモ科ミズバショウ属の多年草
学名: Lysichiton camtschatcensis
湿地性の植物。
標高の高い場所が主な自生地である高山植物。
涼しい気候を好み、水辺や湿地に生える。
乾燥と夏の暑さに弱く、
寒さにはとても強い。
関東地方で有名な場所では、尾瀬沼。
標高1660mにある日本でいちばん高い沼地。
日本では、北海道と中部地方以北の日本海側に生息。
花色は白で、
開花時期が低地では3月〜4月、高地では5月〜7月。
草丈 30〜60cm
冬は地上部が枯れて休眠します。
夏も暑すぎると、地上部が枯れて休眠期に入ってしまう。
育て方
置き場所
春から梅雨までは日当たりのいい場所。
生育期間は3月〜6月ぐらいで、短いです。(関東平野基準)
暑さに弱いので、生育期間はしっかり日が当たるようにして、
梅雨明けからはなるべく日陰や遮光した環境で、
涼しく過ごすようにします。
寒さにはとても強いので、
寒冷地でも屋外で冬越しができます。
雪が積もらない地域では、雪の代わりに霜よけをするとOK。
水やり
常に土を乾かさないように湿った状態にします。
株元まで水が浸かる状態でも大丈夫です。
鉢植えでは鉢皿に腰水で管理します。
夏場は皿の水が熱くなるので、日よけなどで温度が上がらない工夫が必要。
冷たい水を好みます。流水できる環境があればいちばんいいですね。
肥料
3月〜9月まで、1ヶ月に1回。
植え付け時にマグアンプ(緩効性肥料)を混ぜています。
発酵済みの油かすを土に植え込む方法もある。
春はよく成長する時期なので、液体肥料も併用。
肥料成分は、チッソの多い観葉植物用のものを使っています。
春は多めに与えるような感じでいます。
葉が伸びている時期を観察し、肥料をあげるのがok。
用土
赤玉土や腐葉土を混ぜた土に、荒木田土を少し混ぜてる。
特に土は選びませんが、保水性が高い土がいちばんいい。
去年は、荒木田土だけで植えていましたが、
あまり成長しなかったので、今回は、赤玉土、腐葉土、荒木田土を混ぜてみた。
株分けと植え替え
子株をだして大きくなってくるので、
鉢を大きくしたくない場合は、子株を株分けして、
増やすことができる。
成長の早い植物ではないので、
植え替えは2〜3年に1回ぐらいで大丈夫です。
根鉢はなるべく崩さないようにします。
株分け、植え替え時期は、成長の始まる2月下旬〜3月頃。
僕は、新芽が土から覗いてきたのを確認してから植え替えしてます。
種まきと発芽
水芭蕉は実生から増やすこともできます。
開花後の6月〜7月あたりに種がとれる。
種は水に浮かべ、涼しいところで発芽を待つ。
通常2〜3週間ぐらいで葉が伸びてくるので、
ポットに植え替えます。
土は保水性の高い土にする。
乾かすことがないように通常の水やり管理をします。
暑さが苦手なので、夏以外の季節に種まきしたほうが、
成功率は高いと思います^ – ^
まとめ
・高山植物なので、暑さに弱く、涼しい環境を作る
・株分け、植え替え時期は、3月頃
・種から発芽させて増やせる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!