エキウムウィルドプレッティの育て方は?種まきとハチミツについても

  • 2018年3月19日
  • 2024年2月6日
  • 草花

エキウム・ウィルドプレッティは別名「宝石の塔」と呼ばれる、日本ではあまり見かけることのない珍しい植物です。

今回はエキウム・ウィルドプレッティの育て方、また、その特徴的な花とハチミツとの関係について調べてみようと思います。

 

エキウム・ウィルドプレッティって?

ムラサキ科、シャゼンムラサキ属(エキウム属)の半耐寒性多年草。

学名 Echium wildpretii

英名 Tower of Jewel

スペイン、カナリア諸島最大の島、テネリフェ島原産の植物。
テイデ山、砂漠性の亜高山帯に自生しています。

高度2000mぐらいに分布し、夏は最高気温15℃程度、冬も最低気温0℃は下回らない場所です。

By: Teidefilms

乾燥と低温には強いけど、日本の高温多湿には弱い植物です。
日本では開花後の夏越しが難しいので一年草または二年草扱いになるようです。

だから日本では馴染みのない植物なんですね(゚∀゚)
僕は先日、このエキウムウィルドプレッティの種をネットで注文しちゃったんですよ。うまく育てられるか心配ですが、ブログでも紹介できたらと思ってます。

エキウム属の中で最大の大きさで、花茎の高さも1m〜3mぐらいになる。
1株に約2万個の花がツリーのように立ち上がる。
これが「宝石の塔」と呼ばれる理由ですね。

エキウム・ウィルドプレッティの育て方は?

種まき

種を蒔く時期は、18℃以上の気温があるときならいつでも大丈夫ということなので、真夏と真冬を除く、春か秋に蒔いてしまえばいいんじゃないでしょうか笑

僕はこの春、蒔きますよ^ – ^

水はけの良い用土に蒔いて、種子が隠れる程度に用土を被せます。
種子は好光性なので、完全に隠れない方がいいんです。

好光性の種子とは、発芽するのに光が必要な種のこと。土をかけ過ぎると、 発芽しない。

種まきもこれを知ってると失敗が少なくなります。
僕はこれで失敗済みです(๑˃̵ᴗ˂̵)

発芽までは、1週間〜2週間ほど。
通常発芽から開花まで2年~3年かかる。

用土と栽培環境

水はけが良い、砂質の土が最適です。
鉢植えには、赤玉土2:川砂3:腐葉土5の混ぜた土を使うといい。

風通しのいい日当たりで育てます。
特に夏場の高温多湿による蒸れに注意したほうがいい。
夏の直射日光も強すぎるので、遮光して涼しい環境を作った方がいい。

冬は室内で冬越しするのが安全ですが、寒さには強い(弱い霜程度まで)ということなので、夏の管理がポイントですね。

どの程度の暑さに耐えられるのか、実際育ててみないとわかりませんね
^ – ^

水やり

水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与える。
水のやり過ぎによる多湿に弱いので注意しましょう。

乾燥すると、葉がしおれてサインを出してくれるので、このタイミングで水やりすれば失敗は少なくなります。

植え替え

直根性の植物なので移植を嫌います。根はていねいに扱い、なるべく切らないように植え替えると失敗は少ない。

2回りほど大きな鉢に根鉢を崩さずに植え替えて、最終的に10号鉢ぐらいまで大きくしながら植え替えていきます。

時期は4月〜5月頃か、暑さの落ち着いた9月頃に植え替えるといいです。

肥料

砂漠性の亜高山帯に生育している種類なので、少ない肥料でもよく育ちます。
肥料が多いと、草丈も大きくなり葉が茂りすぎ、倒れやすくなるので、植え付けるときに緩効性化成肥料などを混ぜておけば大丈夫です。

ここまでかんたんに育て方を紹介しましたが、植物は実際育ててみないとわからないことが結構あるので、僕も種から育てていろいろと勉強できたら良いなと思ってるところです♪(´ε` )

おいしいハチミツの蜜源植物

 

蜜源植物(みつげんしょくぶつ)とは、ミツバチが蜂蜜を作るために花から蜜を集める植物である。

ミツバチは多種多様な植物の花から、時には単一種の花から蜜および花粉を集めて食料として貯蔵・利用する。 あらゆる植物の花がミツバチに利用されるわけではなく、特に蜜が多く良質な蜂蜜をもたらす植物が養蜂家に知られており、蜜源植物の開花期・分布にあわせてミツバチを巣箱ごと大規模に移動させることもある。

蜜源植物ーWikipedia

日本の蜜源植物として新たに名乗りをあげているのが、エキウム属の植物です

ハチミツの品質も他に引けを取らない糖度と味で、美味しいそうです(゚∀゚) ♪
エキウム・ウィルドプレッティから採れたハチミツは現地では特産品です。

もともと日本では蜜源植物としてレンゲ、ニセアカシア、みかん、などなどありますが、うまく栽培することが出来れば、

エキウムのハチミツは生産性が高く、しかもおいしいので、メジャーなハチミツになると期待されています。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!