たくさん種類があるサボテンですが、金鯱(キンシャチ)は
サボテンの王様と呼ばれています。
僕はそんな金鯱サボテンが大好きで育ててます。
丸くて大きなサボテンにするのが目標です。
そこで今回は、金鯱サボテンの育て方や増やし方、
植え替えと肥料、冬越し、水やりについて紹介したいと思います。
金鯱サボテンって?
メキシコ原産のタマサボテン。
サボテン科 タマサボテン属
Cactaceae Echinocactus
学名 Echinocactus grusonii
英名 Golden barrel cactus
和名 金鯱
高さの最大が1m以上になるタマサボテン。
トゲのある1mのタマが庭にあったら…、凶器ですね。笑
トゲは鋭く、黄色に輝く、ゴールデン!(゚∀゚)
金鯱は絶滅危惧種のレッドリストに指定されている、
「絶滅寸前」のサボテンです。
火山岩だらけの場所や、標高1400mぐらいの場所に生息してますが、
乱獲やダムの建設によって自生地の大半が水没しました。
寿命は30年ぐらいと推定されています。
金鯱サボテンの育て方は?
かんたんに育てられると言われているサボテンですが、
確かに丈夫ではあるけど、大きくするにはちゃんと育てないと♪(´ε` )
置き場所
戸外の日当たりと風通しが良いところに置きます。
そして、雨にぬれないところ。
春の4月〜6月と秋の9月〜11月が一番成長します。
この時期の特徴として、昼夜の温度差があることです。
金鯱サボテンの自生地を考えてみても、
標高が高い場所にも自生するので、1日の温度差はあると思います。
メキシコの1日の気温差を見ると、
4℃〜24℃ぐらいになっています。
そして気温が1℃以下や28℃以上というのは稀だということでした。
金鯱サボテンの最適な温度がわかりましたね(゚∀゚)
真夏の暑い時は、半休眠状態になります。
夏の直射日光では、金鯱が日焼けしてしまうことがあるので、
半日影の場所に置いたほうが良いかもしれません。
冬は室内で管理するほうが安全です。5℃を最低ラインとして管理
すれば問題なく冬越しできます。
冬の間も日当たりが良いところに置きます。
置き場所のポイントは
・1年を通して日当たりがいいところ
・雨にぬれない
・冬はできるだけ室内の日当たり
そして、きれいな丸い金鯱にするためには、全体に太陽が当たるように
鉢を定期的に回してあげるといいです。
光に向かって成長する性質により、片側だけしか日が当たらないと、
丸い形が崩れてきます。
また、室内などの日が当たらない場所だと、金鯱も徒長してしまうので、
丸くならないで柱サボテンみたいな形になってしまいます。
水やり
サボテンを枯らす原因は水やりがほとんどです。
枯らすと言うか、腐らす事が多いですね。
金鯱に限りませんが、森林性のサボテンなどを除けば、
基本は鉢土が乾いたら水やりをすることです。
表面の土が乾いてから、2〜3日待ってから水やりするといいですね。
水やりする時は、鉢底から流れ出るまでたっぷりです。
僕の場合は、春と秋のよく成長する時期は、
表面の土が乾いたら、すぐ水やりしています^ – ^
今現在はこの方法で枯らすことなくやってます。
以前は水のやり過ぎで根腐れになって、逝っちゃいました。笑
冬は休眠期なので、15℃を下回る頃から水やりの回数を減らして、
10℃以下になってきたら、完全に水やりをやめます。
12月あたりから3月頃まで、一切、水やりをしません。
それでも枯れないサボテンは最強。
僕なら死んでしまいます。(๑˃̵ᴗ˂̵)
肥料をあげればデカくなる
僕のように、サボテンを大きく育てる事を目指している人は、
肥料が必要になります。
肥料は成長期にあげて、休眠期は必要ありません。
春と秋に肥料をあげればいいですね。
サボテンの根っこは結構デリケートなので、肥料が強いと根腐れする
可能性があります。
徐々に肥料の量を増やしていくような調整が必要かと思います。
サボテンと相談して決めてください。笑(゚∀゚)
肥料の種類には、
・有機肥料
・固形肥料
・液体肥料
がありますが、どれをあげても問題はありません。
好みで決めてもいいと思います。
僕は主に液体肥料をあげるようにしています。
理由は、水やりの回数が他の植物よりも少ないので、
水やりといっしょに肥料をあげるほうが効率がいい気がします。
固形肥料をあげて、たまに液肥をあげるといった方法も
良いかもしれません♪(´ε` )
植え替え
サボテンは、鉢の大きさまで根っこが張ると、
成長をしなくなる性質があるので、
毎年植え替えるのが、サボテンにはいいです。
植え替えないからといって枯れたりしないので大丈夫ですが^ – ^
僕はサボテンをでかく!デカく!したい!なので、毎年植え替えます。
たまにはサボりますけど。笑
植え替える時期は、成長期に入る直前からやって大丈夫です。
春は3月ごろから、そのあとは暑さが少し落ち着いた9月ごろ。
真冬と真夏を避ければ、いつでも平気な気がします。
ひと回り大きな鉢に植え替えます。金鯱サボテンから
指1本ぶんのスペースがあればちょうどいいです。
大きすぎる鉢だと土が乾きづらくなるので、水やりの管理が難しく
なります。
土
サボテンの土には水はけが良いものを使います。
売ってる「サボテン・多肉植物の土」を使えばOKです!
オリジナルの土をブレンドして作るのも楽しいと思います。♪(´ε` )
金鯱サボテンの増やし方
僕の金鯱サボテンは、子株から増やしました。
子株が出てきたら3cmぐらいまで育てて、親株から切り離します。
切り口を1週間ほど日陰で乾燥させて、
サボテンの土に転がらない程度に置いておくと、いつの間にか根っこが出てきて、
成長するようになります。
根っこが出るまでは、土に水やりをしません。
ときどき、土の表面がうっすら湿る程度に霧吹きします。
ここで問題なのは、
子株の根っこが出たのか確認する方法は?
ということなんですが、
僕は、1ヶ月ほどはサボテンを置いてから触らず、
その後、やさしく金鯱サボテンを少しだけ横から押してみて、
抵抗を感じたら、根っこが出てると判断します。
かんたんに転がってしまう時は、もう少しあとでまた確認します。
花が咲いた後の種からも増やすことはできますが、
金鯱サボテンは20年ぐらい成長した株にならないと、
花が咲かないらしいので、子株で増やすほうが簡単です。♪( ´▽`)
実際に金鯱サボテンを植え替えてみた!
僕の金鯱サボテンはこの3鉢です。
1番右が、最初に買った金鯱。(親株)途中、事故に会い、頭を切断。
その後、子株をふきました。現在も子株製造中。
真ん中の寄せ植え金鯱は、その子株を増やした3兄弟。
なぜか1つだけでかくなった。右の親株は2回めの子株。
左は、追加購入した金鯱。もういらないんじゃない?笑
ということで、植え替えを実際にやってみました。
鉢から取り出しました。根腐れはしていませんでした。
金鯱のトゲで怪我しないように、タオルでくるんで掴みました。
革手袋を使ってもいいですね。
金鯱の土をだいたい落としたところです。根っこをできるだけ痛めないように気をつけてやりました。
みんなげんきに育ってるみたいです。
長過ぎる根っこは、切り詰めました。全体の三分の一程度だと思います。
根っこを少し切り詰める事により、新しい根っこが出てきて、成長が良くなるとのことです。
今回は、親株とその子株たちは、寄せ植えにすることに。
完成です。水やりは、1週間後にやります。サボテンは植えてすぐには水やりはしないんです。
今年はいつもより肥料の量を増やしていこうと思ってます。
どれぐらい成長できるか楽しみなところです。(゚∀゚)!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!